親ガチャ失敗
巷に流行る親ガチャという言葉は
確かに存在していて誰にも否定できない。
そのヒキによって人生は左右されてしまう。
どんなに平凡な才覚でも親に恵まれれば金に困らない生活が出来るだろうし
どんなに非凡な才覚でも磨く術を手に入れられなければ埋もれてしまう。
リセマラすることも出来ないし
スタート地点に立てるかどうか、の討論は常に考える余地がある。
天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずといへり
されども今廣く此人間世界を見渡すにかしこき人ありおろかなる人あり貧しきもあり冨めるもあり貴人もあり下人もありて其有様雲と坭との相違あるに似たるは何ぞや
皆大好き、一万円札のあの方。
福沢諭吉先生の著書『学問のすゝめ』の一節。
人々は平等であるはずなのに
何故、貧富の差があるのか
何も学ばず自分の都合の良いことばかり話すのか
それは学問の差。知識の差によるものであるとの教え。
勉強の機会を奪われることは、富むためのスタート地点に立てないことでもあるのだ。
しかし、
考えてみると親ガチャという言葉は本当に言い当て妙である。
ガチャと言うだけあって
引いたカードで戦うしかないし
引いたカードを強化するのは自分の努力でしかないし
引いたカードも状況によっては、強くも弱くもある。
ウマ娘で例えるなら
マイル戦なら
☆3ライスシャワーよりも
☆2でもウォッカが強い。
(☆2ウォッカを重ねて☆3にすればなおのことだが)
SSRエアシャカールよりSRスイープトウショウの方が、金特が取れないものの圧倒的に有用である。
いわゆるガチャの闇は
外的要因により努力が徒労に終わることを指すだろう。
(ハズレカードを集め育てていたら、たった一枚のSSRに勝つことも出来るかもしれないが
どちらにしろタッグトレーニングを踏めなければ同じことではある)
ただ自分も一人のカード保有者として考えることは
カードは重ねてこそ本当の強みを引き出せるということである。
SRスイープトウショウも
レベル25では使えないからレベル45まで上限突破させる必要がある。
これは親だけじゃなく、
祖父→親→自分→子→孫→と続く家系として捉えると
ユーザー側でいた自分も
いつかはガチャを引かれる側になるということである。
私の親は幸い愛情深く、SSRであることは間違いないが
資産形成については本当に疎かった。
貯金しかしてこなかったし
私が銀行員となって説明しても聞く耳を持たないのに
そのくせ私の同期から金融商品を買って大損する始末。トホホである。
分配利回りが10.58%(2021/09/26時点)ある。
100万円分買ったら、毎年10万円もらえると言ったら分かりやすいだろうか。
親の労働人生40年間(480か月)、
毎月5,000円積み立ててくれていれば
合計2,400,000円になり、
私は毎年24万円の分配金が受け取れる生活になれたのだ。
もちろん分配金を再投資すれば、もっと増えている。
いくらになるかは下記のサイトから計算して欲しい
↑生活で役立つ計算サイト
流石に『毎月5万円積み立ててろよ、親父!』とは行かないまでも
少しでも積み立ててくれていれば
ブラックな環境で働くこともなかったなと思います。
(いや、生前贈与してもらえないし無理か)
もし自分が親になったとき
親ガチャ失敗したと言われたらどうだろうか。
それは、自分(親)の努力不足、勉強不足でしかない。
ちわわぢからだ!(引用:集英社『SPYFAMILY』)
知らないことを学ぶ、自分の力にすることは本当に大切。
人に騙されない、
知らない間に損をさせられない、
知らない相手に対して優位に立てる。
知識は鉾にも楯にもなる。
私はまだ50万円分しかQYLDを保有していませんが
子に恥じない資産形成をして
親ガチャに失敗したといわれないよう勉強をしようと思っている。
目指せ、親ガチャSSR !!
(本音を言えば孫の世代までいかないと難しいかな。頑張れ、私の家系。)